赤ちゃんとの旅行は事前準備が大切!
今回は新幹線にはじめて乗る赤ちゃんと、パパ・ママが快適に過ごせる持ち物や座席をご紹介します。実際に新幹線での長距離移動を経験したわたしの体験談を交えながら、赤ちゃんと新幹線に乗るときのポイントをお伝えします。
あると安心!持ち物リスト
オムツ
新幹線乗車だけなら2、3枚あれば十分。乗車前後が長時間移動になる場合はもう数枚あるほうが安心です。
ウェットシート
こちらも1パックあれば十分です。使いかけのものにするとよりコンパクトになります。
ビニール袋
2、3枚は用意しておきましょう。使用済みのオムツ入れにはもちろん、ゴミや汚れた衣類・タオル入れにもなります。
ミルク・飲み物
耳抜きが必要になる場合があるので乗車時間中にミルクの時間が被らなくても用意しておきましょう。
ベビーフード
乗車時間中に必要になる場合は持っていきましょう。
おやつ
ぐずってしまったときに使えます。お煎餅やボーロなど少し用意しておくといざという時に使えます。ヨーグルトなどこぼれてしまった際に汚れてしまうものは避けたほうが無難。
タオル・ガーゼ
吐き戻しやよだれ拭き、ミルクを飲んだ後のゲップのときなど使うシーンは多いのでこちらも必須。
着替え
1セットは用意しておくことをおすすめします。オムツ漏れ吐き戻しのときも慌てずに済みます。
ブランケット・おくるみ
温度調整やお昼寝に使えます。また、いつも使用しているものなら慣れない新幹線でも赤ちゃんも少し安心できるかも。
おもちゃ・絵本
ぐずったときや暇つぶしに。おもちゃに夢中になっている時間が長ければ長いほど快適な新幹線デビューになるので、お気に入りのおもちゃを数個持っていきましょう。
抱っこ紐
乗車時間は長いですし、慣れない新幹線移動で不安だったり、疲れてしまったりでぐずる赤ちゃんは多いです。抱っこによって数時間立ちっぱなしになる場合もあるので必ず持っていきましょう。
おすすめは何号車?座席はどこがいい?
赤ちゃん連れにおすすめの号車は?(東京-博多の新幹線N700系の場合)
ずばり12号車です。11号車後方にお手洗いや多目的室、トイレや優先トイレがあり、デッキ部分も広く作られていることからお子様連れの方が多い号車のため、万が一赤ちゃんがぐずり出してもあまり気を使わずに過ごせます。
実際に私が乗車したときにポテトくん(当時5か月)がぐずり出し、あやすためにデッキに移動した際も、すでに2組の赤ちゃん連れの方がいらっしゃいました。慣れない新幹線移動でしたが、同じ境遇の方が近くにいてホッとしました。
この12号車の中でもおすすめなのが、先頭の「1E、1D/1C、1B、1A」と一番後ろの「20D、20E/20C、20B、20A」。
先頭の「1E、1D/1C、1B、1A」は他の座席よりも足元が広くなっているので、ベビーカーのサイズによっては広げておいておくことも可能です。また、荷物が多くても座席上の荷物置きに上げず、足元に置くことができるので必要なものをすぐ出すことができ大変便利です。
また、一番後ろの「20D、20E/20C、20B、20A」については座席後ろが大型荷物置き場になっているので、折り畳んだベビーカーやキャリーバッグなどを置くことができます。どうしても手間取ってしまう乗り降りですがこの座席ならスムーズですよ。
12号車以外のおすすめ号車は?
12号車が人気で取れない場合はお隣の11号車へ。お子様連れの方も結構いらっしゃるので気を使わずにいられますし、お手洗いも利用しやすいです。
11号車については12号車と接する一番後ろの「13D、13E」がおすすめ。
12号車同様、後ろが荷物置きスペースになっているのでベビーカーを折り畳んで置いておくことができます。
「12B、12A」「13B、13A」については車椅子の方の優先席になっているので事前予約は難しいですが、利用する方がいらっしゃらない場合に取れることもあるようです。(優先席なのでマナーは守りましょう)
11号車前方については、喫煙ルームがある10号車と接してしまうので、タバコの臭いが苦手な方は避けた方が無難です。
ちなみにわたしは12号車の最前列、最後列、11号車の最後列の予約が取れなかったときに11号車最前列を利用したことがあります。そのときはタバコの臭いは気になりませんでした。平日だったので、10号車を利用されている方が少なかったのかもしれません。
12号車はお子様連れの方に大変人気な号車のため、大型連休や帰省ラッシュの時期は早めに予約をすることをお忘れなく!
避けるべき号車は?
ここまでおすすめの号車のお話をしてきましたが、反対におすすめできないのは自由席である1・2・3号車と、グリーン席です。
まず自由席については、お子様連れで席を確保できていないのは致命的です。混雑する時期は座席に座れないこともあるので、何時間も立ちっぱなしで赤ちゃんを抱っこし続けることになります。これはママやパパの負担はもちろん、赤ちゃんの負担も大きいので、自由席ではなく、事前に指定席を確保しましょう。
次にグリーン席ですが、指定席よりも高いお金を払ってでもゆったりと快適に過ごしたい方が乗車されています。そんな中にいつぐずるかもわからない赤ちゃんを連れ込むのは周りの方にも迷惑ですし、なによりとっても肩身が狭い思いをしてしまいます。快適な新幹線デビューをするためにもこの座席は避けましょう。
おむつ替えはどこでする?
オムツ替えは新幹線内のトイレに折り畳み式のオムツ交換台があるのでそちらを利用できます。11号車にある多目的トイレ内にも折り畳み式のオムツ交換台があり、こちらは他のトイレよりもゆとりのある作りなのでより使いやすいです。
私が乗車した際もオムツ交換したのですが、通常のトイレだったのでなかなか狭かったです…(便座の真横で交換するようになるのでお尻拭き等がトイレに落ちないように要注意です)。ただ、折り畳み式のオムツ交換台に慣れている方には問題なく利用できそうです。慣れていない方は、多目的トイレが利用できる場合はそちらで行った方が楽だと思います。
ベビーカーを持ち込む場合は?
進行方向に向かって最前列である先頭座席に乗車できれば、他の座席よりも足元が広く作られているため、座席までベビーカーを持ち込めます。
また、ベビーカーの幅によっては開いたまま置くこともできるので、赤ちゃんを乗せておける場所ができ、負担も最小限に。ただ、その分足元がかなり狭くなります(幅45.5cmのアップリカのカルーンエアーでギリギリ足置き場がなくなるくらい)。そのため、これができるのは隣り合わせで大人二人または三人で座席を確保できる場合のみ。一人で座席を予約する方はベビーカーを折り畳んで、赤ちゃんは膝の上に乗せましょう。
最前列が確保できない場合や、足元を広く使いたい場合、ベビーカーが大きく折り畳む必要がある場合は最後列がおすすめです。
座席のすぐ後ろが大型荷物置き場になっているので、乗り降りの負担が少なく済みます。なお、この大型荷物置き場は乗車される方なら誰でも利用できるスペースとなります。他の方の荷物も同じ場所に乗せるため、取り出すときに手間がかかる場合があることを覚えておきましょう。
最前列・最後列の予約ができなかった場合は、大型荷物置き場におきましょう。
足元におけるサイズのベビーカーであれば、足元におくことも可能ですが、前の座席の方が背もたれを倒せなくなるようなサイズのものであれば、ご迷惑にならないよう、必ず大型荷物置き場におきましょう。
さいごに
いかがでしたか?はじめての帰省、はじめての旅行。はじめてのことに挑戦するときは、わからないことだらけで不安でいっぱいになると思います。でも事前にしっかり準備をしておくだけで、何かあった際にも落ち着いて対応できるもの。この記事が赤ちゃんの新幹線デビューのお力になれば嬉しいです。