はじめての子育てに向けてのお買い物の中でも「お悩みベスト3」に入ってくるであろう「ベビーカー」。
デザインは?乗り心地は?重さは?
なにを基準に選べばいいのかわからない…この記事を見ている方はそういう方なのではないでしょうか。
我が家には2台のベビーカーがありますが、3台以上のベビーカーをお持ちのご家庭も少なくありません。
ではなぜ2台以上必要になるのでしょうか?
ベビーカーを買い替える理由は「ベビーカーの型の違い」
A型ベビーカー
適用年齢
1ヵ月(または4カ月)~最長48カ月
背もたれの角度
・最も立てた状態で100°以上
・最も倒した状態で150°以上
(4カ月以降のベビーカーは130°以上)
・生後1カ月から使えるのでお出かけが楽になる
・安定感があり、赤ちゃんの体をしっかり守れる
・対面・背面を切り替えられる両対面式のものが多く、赤ちゃんの様子を見ながら走行できる
・しっかりとした作りを叶えるために、重いものが多い(6~10㎏のものが主流)
・高機能な分、高額なものが多い
・折りたたんでもコンパクトにならないものが多い
B型ベビーカー
適用年齢
7カ月~最長48カ月
背もたれの角度
・最も立てた状態で100°以上
・リクライニング機能は無くても良い
・軽くて持ち運びやすい
・コンパクトになるものが多く、収納に困らない
・A型に比べ簡易的な作りなため低価格なものが多い
・生後7か月まで使用できない
・リクライニングできないものの場合、お昼寝がしにくい
・簡易的な分、乗り心地が気に入らない赤ちゃんもいる
ベビーカーの購入時期ときっかけ
1台目ベビーカー購入のきっかけ~子育てをなめていた~
我が家の1台目はアップリカのカルーンエアーABという、生後1か月から乗れるA型ベビーカーの良さと、軽量設計(3.9㎏)というB型ベビーカーの良さを併せ持った「AB型ベビーカー」でした。
ポテトくんが生まれる前までベビーカーのことなんて何にも考えておらず、抱っこ紐があるからいいや~くらいの感じだったので(移動手段は電車やバスがメインの我が家が抱っこ紐オンリーで子育てなんてどう考えても無理だった)、全く下調べもしておらず、A型とB型の違いもあまりわかっていませんでした。
しかし、ポテトくんが生まれてから少しの間、通院が必要となった際、抱っこ紐をつけるにも体がふにゃふにゃでうまくできないので、おくるみを巻いて病院にむかったのですがその大変さといったら(汗)
両手で抱えているので手がふさがって何も持てないし、カバンから何か取り出そうとしても、一度ポテトくんをどこか安全な場所に置かないといけないしで家を出てから帰るまでずっと気を抜けず、たった2時間程度の外出なのにクッタクタになりました。
これはもう絶対に絶対にベビーカーが必要!次の通院日までに買いたい!と、とにかく大急ぎで探したのですが、ものすごい数の多さに圧倒されてしまいました…。
今でこそ街中で見かけるベビーカーがどこのどれというのがわかりますが、当時は全くの無知だったのでパニックに。一人では決めきれず、主人に相談をしたところ通販サイトでランキング上位の「カルーンエアー」がいいと思うとのことだったので、それに決めました。
2台目ベビーカー購入のきっかけ~まさかのサイズアウト疑惑~
2台目ベビーカーを考えたのはポテトくんが生後6か月の頃。生まれたときから体が大きめのポテトくんですが、6か月になり身長が伸び、体重も増えました。
それに伴って、最初はたっぷりゆとりがあったベビーカーが、なんだか狭そうに見えてきたんです。
でもカルーンエアーは「AB型」。36か月、15㎏以下までは使えるはず。そう思っていたある日、ベビーカーにポテトくんをのせて枕を調整していると…頭がベビーカーの枠についているではありませんか。
6か月でサイズアウトなんてあり得ない!と色々と触ってみて気付いたのですが、背もたれが最大まで倒れている状態と、起きている状態では背もたれ部分の高さが変わるんです。
なので、成長とともに背もたれを起こしていけば、36か月頃まで使えるというわけですね。
ただポテトくんはまだ座り姿勢が安定しておらず、身長に合わせて背もたれを起こしてしまうと首が横に倒れて姿勢も崩れてしまいます。
これはもうベビーカーを変えるしかない。
そう思い、今度は念入りにベビーカーを探しました。この頃には有名なベビーカーならだいたいわかる状態だったので、その中から機能性・デザイン性・口コミと色々調べて、今の我が家の2台目ベビーカーである「ベビーゼンyo-yo6」に決定したのでした。
我が家のベビーカー紹介~メリット&デメリット~
アップリカ「カルーンエアーAB」(AB型ベビーカー)
使用期間…生後1カ月~36カ月 (体重15kg以下)
サイズ…開:奥行815~985×幅455×高さ1000~1035(mm)
閉:奥行305×幅455×高さ962(mm)
重さ…3.9kg
リクライニング角度…121度~157度
・シート下の荷物入れが大きくたくさん収納できる
・片手で折り畳みができる
・A型ベビーカーとしてはかなり軽量
・両対面式で赤ちゃんの顔を見ながら走行できる
・両対面式だが対面にしたときに操作しにくくなる
・日除けの窓カバー部分にテープやボタンがなく、風が吹くたびにめくれる
・タイヤが小さいため段差に弱い
使用してみた感想
カルーンエア―の1番の良さと言えば「軽さ」です。
基本的に電車とバスを利用して出かけているのですが、どこへ行くにも乗車降車時にベビーカーを持ち上げなければいけません。混んでいれば折り畳む必要があります。
でも赤ちゃんを生んだ後、数ヶ月の間は体はボロボロ。その状態でベビーカーの重さ+赤ちゃんの体重を持ち上げなければいけないんです。
ベビーカーの安定感やデザイン性はとっても大切なポイントですが、重量を無視したベビーカー選び(特に1台目)はしないほうが無難です。
私自身、海外製のスタイリッシュなベビーカーのほうが好みではありますが、片手で折り畳めて軽い、カルーンエアーにして良かったなと思います。
ただ気になるのが、日除けの窓カバーと段差に弱いこと。
日除けの窓カバーがただの布で硬さが全くないので、風が吹くたびにヒラヒラとめくれてすごくストレスでした…。ボタンやファスナーがついていればと何度思ったことか。クリップで止めている方も見かけたものの見た目があまりよくないので、常に開けっ放しの状態で対処していました。
段差に弱いことについては程度でいうと、玄関ドアの段差(レールというんでしょうか)を超えられないくらい。
毎回前輪を持ち上げるのが癖づいているので、すごくストレスになるほどではありませんが「あ、またか」という感じでした。たまに予想外の所で引っかかり、急ブレーキ状態になるのは怖かったですね(汗)
またこれについてはメリットの裏返しなので仕方ないことなのですが、カルーンエアーに限らず軽量ベビーカーは重量感があるベビーカーに比べてグラつきがあります。衝撃吸収をする機能がついていたとしても、安定感は重量ベビーカーには勝てません。
ベビーゼン「yo-yo6」(B型ベビーカー)
使用期間…6ヵ月~4歳頃前(体重22kgまで)
サイズ…開:奥行86cm×幅44cm×高さ106cm
閉:奥行18cm×幅44cm×高さ52cm
リクライニング角度…110度~140度
・デザイン性が高い
・オプションが豊富
・折り畳むとコンパクトになる
・折り畳むとカバンのように肩からかけられる
・しっかりとした作りのため比較的重い
・お値段が高い
・折り畳みにコツがいる
・B型にしては奥行きがあるためバス移動の際は気を遣う
使用してみた感想
かっこいいベビーカーに憧れていたので、いくつか候補を出した中ではサイベックスのリベルが有力でした。
ただリベルは幅が52cmあり、歩幅の狭い場所(改札やスーパーなど)では不便な場合があるという口コミを見つけたのでもう少し幅の狭いものを探すことに。
yo-yoも候補のひとつではありましたが、B型ベビーカーの中では高価格帯だったのでかなり悩みました。
でも、デザインがとてもスタイリッシュなこと、折り畳んだ時に肩紐があるので持ち運びが楽なこと、オプションでベビーカーに装着できるバッグやボードがあることなど、メリットの多さに購入に踏み切ったのでした。(幅も44cmとスリムだし)
購入後、一番びっくりしたのは走行性がとても高いこと。
カルーンエアーで引っかかっていた段差はもちろん、ここはベビーカーでいくのはさすがに厳しいでしょと思うような大きな段差も何事もなかったのように乗り越えるんです。
平らな道でさえ、今までとは違う道かと思うくらいの滑らかな走行。あまりの感動に、最初使用したときは心の中でスタンディングオベーションしたくらい(笑)
デザインもお洒落でかっこいいのでお出かけが楽しくなります。yo-yoが大好きすぎて完全にファンですね(笑)
もしポテトくんに兄弟ができたら、オプションのボードを購入して2人乗りベビーカーにする予定です。今はポテトくんだけなので、荷物が多い日にはオプションの専用バッグを付けて使用してます。
ベビーカーの取っ手部分にフックをついて荷物をかけている方をよく見かけますが、取っ手部分に荷物をかけるとバランスを崩してベビーカーが後ろに倒れることがあるんです。(我が家も経験済みです。怖かった…)
それがこのyo-yoのバッグなら、ベビーカーにバッグ専用ボードを装着してその上に荷物をかける仕組みなので重心が安定し、倒れることはありません。また、ボードについているタイヤのおかげて荷物を付けていることを忘れるくらいスムーズな走行性。素晴らしいです。
良いところばかりのように思えるyo-yoですが、B型ベビーカーにしては重いほうで6.2kg。
オプションなしでこの重さなので、バッグのボードやフットレスト(こちらもオプション)をつけるとさらに重量UP。
女性がずっと持ち続けるには耐えがたい重さです。バス移動など折り畳む必要がある場合は短時間もしくは足元に置いておくほうがいいと思います。ちなみにyo-yoは折り畳んだ時に足元の生地(座る部分)の一部が下に出てきてしまうので、汚れた地面に置くのはお勧めしません。汚れが気にならない方は大丈夫だと思いますが、わたしは気になるタイプなので、雨の日などバスの床が汚れているときは足の甲にのせたりしてます(笑)
そのほか気になることといえば、折り畳み方。
カルーンエアーは手元のボタンをつかみながら上に持ち上げるだけで畳めるのですが、yo-yoはそうはいきません。日除け部分を両手で折り畳み、本体下部にあるストッパーを外してからすぐ近くにあるバーを持ち上げて…とちょっとしたコツがいるのと、ベビーカー自体が重いので力も必要になります。
この力については、日々の赤ちゃんのお世話でだんだん腕も力強くなってくるのでそれほど大変ではありません。慣れれば折り畳みも難なくできるので、yo-yoを購入された方はまずしばらくは折り畳みの練習を自宅でされてからお出かけするのが良いと思います。外出先で慌てるのは避けたいですからね。