赤ちゃんの栄養バランスが心配なママやパパ。簡単に美味しく栄養が取れる卵をもっと活用してみませんか?
栄養豊富なのは知っているけど詳しくは知らない方、同じメニューばかりになっている方、調理が面倒であまり使っていない方、これを知ればもっと卵を使いたくなるはず!
この記事では卵の栄養素やレシピ、豆知識をご紹介していきます。
卵はほぼ「完全栄養食」
卵の主な栄養素
いつも冷蔵庫にある「卵」実は完全栄養食であることはご存知でしたか?完全栄養食というのは「必要な栄養素がすべて含まれた食品」のことです。卵の栄養素は大きく分けると「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」の4つ。
筋肉・血液・皮膚・骨・髪などのもとになるタンパク質。重要なエネルギー源である脂質。抗酸化作用や免疫力UPにかかせないビタミンA・E、タンパク質や脂質の代謝を助けるビタミンB2・B12、骨や歯を強くするビタミンD。そのほか、カルシウム・鉄・亜鉛・マグネシウムなど、体の機能を整えるミネラルも含まれ、大人だけでなく、赤ちゃんの体づくりにも大変役立ちます。
また、取り除く方も多い「カラザ」ですが、免疫力を高めるシアル酸やカルシウム、ビタミンB1、B2が豊富に含まれているので、そのままお料理に使うのがおすすめです。
卵は超優秀タンパク質
さらに卵はタンパク質が豊富というだけでなく、アミノ酸スコア100の超優秀タンパク質。アミノ酸スコアというのは、体内で作り出すことができない9種の必須アミノ酸が、必要な量に対してどれくらい含まれているかを1〜100で表したもの。そのアミノ酸スコアで最高点である100をとっているのが卵なんです。食事からしか取ることができない必須アミノ酸が、卵だけで取れてしまうなんてすごいですよね。
卵からは取れない栄養素
そんな栄養バランスがとても良い卵ですが、足りない栄養素が2つだけ存在します。それがビタミンCと食物繊維。その2つは他の食品で補えるように、デザートとしてフルーツを食べたり、野菜と一緒に調理したりしてカバーすればバッチリです。
赤ちゃんのごはんに使える超簡単レシピ5選
レンジで簡単「だし巻き卵」
材料
- 卵 1個
- 水 大さじ1
- 白だし 少々
作り方
- 材料を全て混ぜる。
- 耐熱皿の上にラップを長めにふんわりとかける。
- ラップの上に材料を注ぐ。
- ラップの端を畳んで蓋をするように包む。
- レンジで1分20秒から1分40秒程度加熱する。
- レンジから出し、熱いうちに巻き簀もしくは濡れ布巾で巻く。
- 冷めるまでしばらく放置する。
- 冷めたら一口大にカットして完成。
水の代わりに出汁を使ったり、白だしの代わりに塩やめんつゆを使ったりなど簡単に味を変えられます。また、我が家ではラップの代わりに「アイラップ」を使っています。耐熱皿がいらない分、洗い物が減るのでおすすめです。アイラップは密封してしまうと破裂する恐れがあるので、口の部分を軽くひねってから加熱しましょう。
レンジでお手軽「茶碗蒸し」
材料
- 卵 1/2個
- だし汁 大さじ3
- 茹でたお好みの具材(ほうれん草・にんじんなど)
作り方
- 卵とだし汁を混ぜる。
- 耐熱容器に具材を入れる。
- 耐熱容器に卵とだし汁を混ぜたものを注ぐ。
- 200Wのレンジで2分から2分30秒加熱する。
- 竹串などで火の通り具合を確認して完成。
- 足りなければ10秒ずつ追加しながら加熱する。
耐熱容器に卵液を注ぐ時、茶こしを使うと仕上がりが綺麗です。
家にあるもので作れちゃう「玉子どんぶり」
材料
- 卵 1/2個
- 玉ねぎ 1/8個
- だし汁 100ml
- 砂糖 小さじ1
- 醤油 小さじ1/2
- ごはん 90g(お子様の食べる量に合わせる)
作り方
- 玉ねぎをみじん切りにする。
- 卵以外の材料を全て鍋に入れて煮る。
- 玉ねぎが透明になったら卵をといて流し入れる。
- 卵に火が通ったら、ごはんにのせて完成。
にんじんやキノコ類、ほうれん草などを追加しても美味しいですよ。
材料は3つ「かきたま汁」
材料
- 卵 1/2個
- だし汁 200ml
- 片栗粉 小さじ1/2
作り方
- だし汁と片栗粉を鍋に入れる。
- 時々かき混ぜながら沸騰させる。
- 火を弱めて溶き卵を回し入れて完成。
ほうれん草やキノコ類を入れるのもおすすめ。片栗粉は量を少し増やしてとろみをつけると食べさせやすいです。
朝食にぴったり「玉子サンド」
材料
- 卵 1/2個
- 塩 少々
- マヨネーズ
- 牛乳
- 食パン8枚切り 1枚
作り方
- 固ゆで卵を作って半分に切る。(残った半分は大人が食べても◎)
- 卵をフォークなどで潰して、塩、マヨネーズ、牛乳を混ぜる。
- 食パンの耳を切り落とし、縦横にカットして16等分にする。
- カットした食パンの真ん中に切り込みを入れて具材を詰めて完成。
食パンはそのままだと切りにくいので(とくに真ん中の切れ目)、1度冷凍したものをカットしてからレンジで600Wで20秒程度温めると元の状態に戻ります(レンジによって時間調整が必要)。パンは賞味期限が短いので、冷凍したほうが保存も楽ですよ。
まとめ
いかがでしたか?では最後にこの記事について簡単にまとめます。
- 卵はほぼ完全栄養食。
- 卵から取れない栄養素はビタミンCと食物繊維だけ。
- ビタミンCと食物繊維はフルーツや野菜でカバー。
栄養バッチリで、手に入りやすくて、調理も簡単な卵。これからもっと活用していきましょう!